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【ヒロアカ】folklore

第17章 知識を得た者



『!何、鋭児郎?』


切島に話しかけられた言は一瞬、反応をおくらせながらも返事をする。


「さっきからなんかソワソワしてるけどなんかあったか??」

『え。やだ、私そんなにソワソワしてかな』


切島にそう言われ言は両手を頬に当てて顔を赤らめる。


「あ、いや!気になる程でもないけどなんかあったのかなーって!」

『実は…そこのボタンみたいなのなんだろうなって思ってて…』


言は机の端にあるボタンを指さし切島の問いに答える。彼女がずっとソワソワと落ち着きが無かったのはどうやらこの呼び出しベルの正体が気になっていたかららしい。彼女の落ち着きのなかった理由が解消されると同時に切島の頭には少し意地悪な案が浮かび好奇心に押し負けとある話をし始める。


「あーこれはな…!……言はファミレス初心者だもんな。特別に教えてやるよ!そのボタンはな…あっ!!さわるな!」


言がボタンに触る寸前で切島が大きな声を出しボタンに触ろうとする言の手を止めた。


『な、何っ…?!』


突然の迫真の声に言を手を即座に引っ込めて驚いた表情を見せる。


「そのボタンはな……緊急脱出ボタンだ!」

『緊急…脱出ボタン…!』




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