第3章 1年A組
「んじゃパパッと結果発表。トータルは単純に各種目の評点を合計した数だ口頭で説明すんのは時間の無駄なので一括開示する」
相澤が手に持っていたリモコンのスイッチを押すとスクリーンが現れ、そこには個性把握テストの評点ランキング順で各々の名前が表示される。
━━━━━━━━━━━━━━
1 八百万 百
2 轟 焦凍
3 爆豪 勝己
4 飯田 天哉
5 常闇 踏陰
6 障子 目蔵
7 尾白 猿尾
8 切島 鋭児郎
9 芦戸 三奈
10 麗日 お茶子
11 口田 甲司
12 佐藤 力道
13 蛙吹 梅雨
14 青山 優雅
15 【八百万 言 】
16 瀬呂 範太
17 上鳴 電気
18 耳郎 響香
19 葉隠 透
20 峰田 実
21 緑谷 出久
━━━━━━━━━━━━━━
「ちなみに除籍はウソな」
相澤の突然の発言にクラスの大半が目を丸くして呆然とする。
「君らの最大限を引き出す合理的虚偽」
「「はーーーーー!!??」」
鼻で笑う相澤を見て最下位の者は除籍という言葉を信じていた人達は大声を上げる。
「あんなのウソに決まっているじゃない…ちょっと考えればわかりますわ…」
百ちゃんは呆れた顔でそう言い放つ。百ちゃんはああ言っているけども除籍処分にすると言った時の相澤先生の目、あれは結構本気の目だったと思うような…
「そゆこと これにて終わりだ教室にカリキュラム等の書類があるから目ぇ通しとけ緑谷リカバリーガールのとこ行って治してもらえ明日からもっと過酷な試練の目白押しだ」
個性把握テストが終わったあとは相澤に言われた通り教室でカリキュラム等に目を通しクラス皆の自己紹介などで入学初日を終えた。