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黄金の草原
第10章 住職はやうつつになって
臍の下の印は、妖しく蠢き、鼓動する様に点滅している。
銀邇は自身の帯紐を、彼女の目に巻いて目隠しする。
「……すぐ終わらせるからな——」
耳元で囁く彼の声はとても小さく、誰の名を呼んだのか、彼のみぞ知る。
彼の逞しい手が、彼女の股に間に滑り込む。
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