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黄金の草原

第4章 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほいける





第4章


『人は、さあどんなものだか、その心のうちはわかりません。けれども、古くから馴染みのこの土地では、花が昔と変わらない素晴らしい香りで咲き匂って、私を迎えてくれています』

古今和歌集



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