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はごろも折々、蝉時雨 ( 鬼滅*風夢 )

第25章 番外編 ①:*・゚* 或る風のしらべ *・゚・。*:



 すぐにはじまった律動は、遊戯でもするように浅い箇所と深い場所を巧みに小突く。

 小気味良くも感じる刺激は最奥までじわじわと行き渡り、星乃の眼裏ではちかちかと閃光が乱反射した。

 ほどなくして空間の認識が曖昧になり、急下降するような快感の波に我を忘れた。



「ぁ、あ、さね、み···っ」

「ココ擦られんの、好きだろォ···っ、気持ちィもんなァ···ッ」

「きゃ、ぅ、あ、ぁあ···っ」

「ハ、ァ"、クッソ、良すぎる···ッ"」

「もう、きちゃう···っ」

「星乃···ッ"、愛してン、ぜェ···ッ」

「っ、私も···っ」



 夢中で求め合ううちに、星乃の腰部は床 (とこ) から離れ 、ついには実弥が中腰になる程度にまで身体を折り畳まれていた。後転するにも近い体位だ。

 中腰のまま、緩やかな上下動に切り替える実弥。



「苦しく、ねぇかァ···ッ?」

「ん、平気···っ、気持ち、いい···っ」



 この体位で激しく動けば、星乃の上体に必要以上の負担がかかる。実弥は星乃の反応を気にかけながら、まるで筋力強化の訓練でもするように、ゆっくりと、しかし時折深く腰を沈めて互いの鼠径部を結合させた。



「おォ、おォ、丸見えだぜェ星乃、恥じらいのねェ姿態だなァ···ッ」

「─ゃあ…っ、ぁ、あ」

「んだ、イッちまったかァ···ッ」

「ぁ、あ、─ぁあ」

「コラ突くたび締めつけてくんじゃァねェ···ッ、俺まで一気にブッ飛んじまうだろうがァ···ッ"」



 ずぷんっ。
 最後に一度陰茎を最奥へ沈めると、実弥はぐりぐりと膣内をかき回し、次第に星乃の腰部を適度な位置まで引き下げた。



「も、だめ···ぇ、わた···し、さっきから···ずっと···っ」

「ッア"ア"、んでこんなに可愛いかなァ、お前はァ···ッ"」

「さねみ、さねみ···っ」

「ハ─ァ"、星乃、出すぞ···ッ」

「ん、きて···っ」

「─ッ"、ク…ッァ"ア"……!」

「~~~っああ······ッ」


 
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