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はごろも折々、蝉時雨 ( 鬼滅*風夢 )

第22章 七転び、風折れ





 一散に地を蹴り上げる。


 傾いた月の輪郭が曖昧になる。


 またたいていたはずの数多の星はどこへ消えてしまったのだろう。


 吹き付ける風はもう冷たくもなければぬるくもなかった。



 見渡す景色に灰色の幕が下りてゆくように、































 再びこの世から色が褪せてく。










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