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はごろも折々、蝉時雨 ( 鬼滅*風夢 )

第16章 :*・゚* くちびるにスミレ *・゚・。*:



 星乃の臀部を適度に高い位置にする。

 濡れた唇で恥丘を食み、秘所の外側から順に優しく舌を這わせる。

 時折唇だけで甘噛みしたり、舌を尖らせ陰核に小さな刺激を与えると、星乃の腰がゆらゆらと上下に波打つ。

 着々と、実弥の愛撫に抑制がなくなってゆく。



「さ、ねみ···っ、この格好も、恥ずかしいから···っ、お願い、一度···ッ、ア···ッ」



 下肢に自由を利かせなかった。

 星乃の両脚に脱ぎかけのタイツを置き去りにしたからだ。

 素足よりもいささか身動きの取りにくいだろう身なりのまま、膝上に食い込むゴムをもどかしそうに見る星乃の表情にもまたたまらなくそそられるものがある。



「こんな手間のかかる履き物なんざぁ、よく履いてられんなァ」

「っ、だから、自分で脱ぐって、言ってるのに」

「日が暮れちまうわァ」

「そんな···こと、ア、やぁ···」



 舌尖で陰核周辺に円を描くと、星乃は背を仰け反らせ、甘い嬌声を吐き出した。

 蜜壷の奥から湧く愛液を舐め、舌の動きを活発にする。

 じゅるりと吸ったり、膣口から挿入した舌でナカを押し広げたりしていると、充血した星乃の秘所は物欲しそうにてらてらと艶めいた。



「ぁ、あ、さね、み···っ、だめ···ッ、も」

「あァ···達してェんだろ? イケるときにイッとけよォ。そのほうが、楽んなるからなァ」

「き、ちゃ、ァ、ァァ、ぁあっ───…ッ」



 舌尖で小刻みに膣口付近をくすぐりながら、親指の腹で膨れた陰核を上下に擦る。

 直後、星乃は腰を大きく浮かせて達した。



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