第7章 赤いローブの襲撃
クロオはそんな捨てセリフとともに、空中に浮かび上がる。
「これ以上はこっちが不利だ。じゃあね」
「おい!ケットシーは持ち帰れ!」
俺が思わず言い返すと、クロオは「ぶひゃひゃひゃっ」と笑って、
「××××××××××」
右手を大きく振り下ろした。
黒雲の隙間が光ったーーー。
「ぎゃあああああああああああ!!!」
全身に走る激痛。身体の中が外が熱い痛い。視界が明るくなったり暗くなったり。
痛みが消えると、少しの熱を残して全身の力が抜けて、うつ伏せに倒れた。
ヤバイ。
まぶたが……おちてくる。
あたまが……まわらねぇ。
いしきが……とぶ。
……だれか