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【リヴァイ】比翼の鳥 初恋夢物語【進撃の巨人】

第17章 壁外調査


各班は互いを遠距離だが目視が可能な位置に、前後左右等間隔に配列される。一番外側が初列、ひとつ内側が次列、さらにそのひとつ内側が三列、残りは順に四列、五列、六列… となる。

そして列の中の各班の位置の呼称は中央を0(零)として、各列前方から左を一、右を二、順次交互に左(三) → 右(四) → 左(五) → 右(六) と数字が大きくなっていく。例えばエルヴィン団長は次列の0(零)の位置なので、一番外側から二番目の列の、前方ど真ん中(次列中央)に指揮としていることになる。

凸=初列 
〇=次列 
●=三列 
□=四列 
△=五列 
☆=六列

A...................凸 凸 凸
B.................凸 〇 凸
C.............凸 〇 ● 〇 凸
D...........凸 〇 ● □ ● 〇 凸
E...........〇 ● □ △ □ ● 〇
F...............□ △ ☆ △ □

具体的に説明すれば、Bの〇=次列中央(エルヴィン)、Dの右側の●=三列二、Eの左側の□=四列一、Fの右側の△=五列二… となる。

一番外側となる初列は、接近してくる巨人と最初に遭遇する確率が高いので初列索敵班と呼ばれる。彼らは巨人を発見すれば直ちに信煙弾を発射して周囲の班に知らせる。信煙弾の色は通常の巨人の場合は赤色で、予測不可能な行動を取る奇行種の場合は黒色だ。

発射された信煙弾を確認した班は、同じ色の信煙弾を発射。さらにそれを確認した班が… と次々と同じ色の信煙弾を撃って次列中央・指揮にいるエルヴィン団長まで伝達する。

巨人発見を意味する信煙弾を確認した団長は、即時かつ的確に決断を下し、緑色の信煙弾を発射する。撃った方角が陣形の進路になる。

緑色の信煙弾を確認した班は、周囲に陣形の進路を伝達するため次々と進むべき方向に緑色の信煙弾を発射する。

このような手順で、陣形全体の進路が決定される。すべてはいかにして早く巨人の接近襲来を察知し、戦わずに逃げ伸びるため。それには速やかに安全な方角に退避しつつ前進する的確な判断が不可欠であり、それを実行できるエルヴィン団長に一秒でも早く伝達することが最重要になってくるのである。


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