【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第6章 Untainted, Unbroken ※
「う!」
膝でアルバートのみぞおちを蹴り上げる。
そして肩を押しどけて立ち上がろうとした。
しかし、後頭部に鈍い痛みが走り、視界が揺らぐ。
「・・・・・・・・・・・・」
かろうじて見えたのは、石を持っているアルバートの右手だった。
体の力が抜ける。
首筋が生暖かい・・・血か?
仰向けに倒れると、再びアルバートが跨ってきた。
シャツを破られ、下着を引きちぎられる。
カチャカチャと音がしているのはベルトを外しているのか・・・?
何も考えられない。
尻に草の感触・・・そうか、下半身が露出しているのか。
「てめぇのせいだからな、サクラ・・・」
私が憎いなら、こんなことをせずに殺せばいいのに。
本当にロゼを愛しているなら、彼女に愛してもらえるよう努力すれば良かったのに。
・・・可哀想な人・・・・・・
また、殴られた。
もう抵抗する気力すら失せてしまう。
股を割って入られ、性器のところに男根の嫌な感触。
強引に挿れているのだろう。
激痛が走った。
「痛い!」
吐きそうになって、涙が出る。
愛情なんてないから、お構いなしに挿れてくるアルバート。
今、どんな顔をしているのだろうか。
「なんだ、この体・・・てめぇ、男みてぇに硬いな」
ロゼならもっと女らしい体つきだっただろうに、とでも言いたいのか。
どこまでも惨めな気持ちにさせてくれる。
「もっと力を抜けよ!奥まで入らねぇだろ」
下腹部を殴られ、嫌でも力が抜けた。
すると奥まで一気に押し込まれる。