【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第20章 Until We Meet Again... ※
「・・・っ・・・ん!」
気がつけば、もう腹につきそうなほど勃起している。
サクラの髪を撫でる指にも力が入っているようだ。
ギュッと搾り取るように擦り、亀頭ごと口に含んで吸い上げると、背中が大きく仰け反った。
「あっ・・・ダメだ、出ちまう!」
引き離されそうになるが、構わずに今度は根元まで咥え込む。
熱い精液が今にも出口へ向かって飛び出そうとしているのを感じた。
「やめろ、お前に挿れられなくなる!・・・ああッ」
今日はすでに数回射精している。
ここで出してしまったら、もう勃起できなくなるかもしれない。
「サクラッ・・・! やめろって言ってるっ・・・ハッ・・・」
善がるリヴァイを前にして、その命令に応えるわけにはいかない。
人類最強の肉体の弱い箇所を、確実に攻めたてる。
リヴァイは必死になってそれに耐えようとしたが、それも数秒ともたなかった。
「あぁ・・・っっ!」
サクラの喉の奥へとめどなく吐き出される精液。
たちまちにして口の中に溢れていく。
さすがに粘度は高くないが喉にやはり絡みつくため、むせ返りそうになりながらなんとか飲み込んだ。
「・・・おい・・・サクラ・・・」
リヴァイは腰から下が溶けそうな感覚を覚えながらも体を起こすと、最後の一滴を飲み込んだばかりのサクラの頰にキスをした。
しかし、まだ力が入らないのか、仰向けに寝てサクラを体の上に乗せる。
「まったく・・・お前は相変わらず、咥えている時は俺の言うことを聞かねぇのな」
「だって好きですから」
「そりゃ俺のことならいいが・・・まさか男のモノを咥えることが好きなわけじゃないだろうな」
「兵長・・・怒りますよ」
頰を膨らませるサクラの唇に残った精液を指で拭いてやる。
憎まれ口を叩くわりには、その瞳は彼女への愛情で溢れていた。
サクラの体重を全身に受けながら、背中を優しく撫でる。
「だが、俺はサカりのついたガキとは違う・・・さすがにしばらく勃たねぇぞ」
「ならば“小休憩”しますか?」
悪戯っぽく笑うサクラを下ろし、右側に寝かせる。
本当ならばこのまま抱きたいところだが、まだ脱力感が強くてできそうにない。