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【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati

第20章 Until We Meet Again... ※




しかし、その途中。
この廊下の先に、サクラが寝ている部屋があることを思い出す。
エレンは衝動的に、便所とは逆方向であるそちらへ向かって歩き始めた。

自分が今、何をしたいのかよく分からない。
ただ、サクラのことを考えると胸がドキドキするし、股間が疼く。


なんでだ・・・?
サクラのことを考えている時に勃起してしまったからか?


「どうしちまったんだよ、オレ」

一歩進むごとに胸のドキドキが強まっていく。
早く触りたくて、ズボンの上から股間を掴む。

そして、来客用の部屋のドアが見えた瞬間、とうとう我慢ができなくなって壁に背中を預けた。
ウェストから右手を差し込み、いつも以上に硬く勃起している自身を握る。


どうしよう・・・

今は何時だ・・・?
消灯時間が過ぎてからどれぐらいたった?
誰か来たら、見られたらどうするんだ。

そんな心配もよぎるが、もう止められない。
自身を掴んでいる右手がぬるりとし、それだけで脳みそが痺れるようだ。

ボンヤリと窓の向こうを見ると、さっき同期から告白された井戸が見える。
今、思考を埋め尽くしているのは、気持ちに応えることができない代わりにキスに応じた相手ではなかった。


“ エレン、おやすみ ”


サクラ・・・


あんなに唇は紅かっただろうか。
あんなに手は柔らかかっただろうか。
あんなに艶やかな瞳をしていただろうか。


「ん・・・はっ・・・」


抑えきれず、ズボンの中で手を動かす。


「サクラ・・・」


エレンの知らないサクラが、兵服のジャケットを脱いだ。
ゆっくりと、立体機動装置のベルトを一つずつ外していく。


“ 私はエレンのことが大好きだよ ”


シャツのボタンを一つずつ外し、柔らかそうな乳房を露わにする。
そんな姿を想像しているだけで、先端から溢れるものでみるみるうちに下着にシミが広がっていく。


ヤバイ・・・脱いだ方がいいだろうか。
便所に行くか・・・?
イヤ、いい。
気持ち良すぎて、後先のことなど考えられない。


数メートル先で、サクラが寝ている。
そう思っただけで心臓が高鳴り、激しく性器を扱く水音が廊下に響いた。



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