【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第19章 Dear My Father... ※
「・・・ッ!」
審議所で、誰の目にも止まらぬ速さでエレンに蹴りを入れた、リヴァイの身のこなし。
あの時と同じように、ペトラは気付けばベッドに押し倒されていた。
そして、冷んやりとした唇で口を塞がれる。
「んん・・・!」
「・・・いいか、ペトラ」
自分を見下ろすリヴァイは、いつもの兵士長ではなかった。
愛する人を失った、一人の男。
体を押さえつける腕の強さとは対照的に、その瞳には弱さや脆さすら感じられる。
「この世界のどこを探しても、サクラの代わりになれる奴なんていねぇ」
「・・・・・・・・・・・・」
「だから俺はペトラ、“お前”を抱く」
だから、この瞬間だけは忘れさせてくれ。
「リヴァイ兵長・・・!」
それは乱暴とすら言える愛撫だった。
秘部を押し広げられ、指を差し込まれる。
痛い。
しかし、嬉しかった。
まるでリヴァイの心の痛みを分けてもらっているような気がした。
「ああっ・・・」
激しい呼吸。
先ほどとは違い、リヴァイの男根は自然と形を変えていた。
兵長が興奮している。
“自分”を抱いてくれている。
「ペトラ・・・ッ」
白い両腕がリヴァイを求め、その体を抱きしめる。
まるで赤子のように乳房に吸い付く兵士長の背中を優しく撫でた。
「・・・はっ・・・ッ・・・」
柔らかい場所に昂ぶった肉棒が入ってくる。
もはや痛みは感じなかった。
その形に馴染む前に腰を振られ、擦られた肉壁から痺れるような感覚が脳を刺激する。
熱い。
これがいつも冷静で、抑揚のないリヴァイと同一人物なのか。
「兵長っ・・・!」
朦朧とする意識の中、獣のように膣内を抉るリヴァイを見つめたその刹那。
茶色の二つの瞳孔が大きく開く。
ペトラは、驚きのあまり言葉を失った。