【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第18章 Till Death Do Us Part ※
「ダメだ・・・妊娠したらどうする・・・」
ハンジが言っていた。
もし、再び堕胎となったら、命は助かっても二度と子供ができない体になるかもしれない。
サクラから、女としての幸せを奪いかねない。
しかし、そんなリヴァイの心配は必要のないものだった。
「もし妊娠したら、その時は兵士を辞めます」
「・・・なんだって・・・?」
サクラはにっこりと微笑むと、目と鼻の先にあるリヴァイの顔にキスをする。
「貴方との子供を授かることができるなら・・・それ以上に幸せなことはありません」
リヴァイ兵長・・・
貴方は、私のために運命を放棄してもいいと言ってくださった。
ならば私も兵士として生きることを捨て、貴方の妻として、そして貴方の子の母親として生きることを選んでもいい。
何より・・・
「貴方と愛し合った証を・・・事実を・・・残したい」
「サクラ・・・」
互いの気持ちを理解することに・・・
これ以上の言葉はいらなかった。