【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第18章 Till Death Do Us Part ※
溢れる愛液が、シーツに染みを作り始めた頃。
「も・・・もう、やめてっ・・・」
あと数秒愛撫されていたら絶頂に達しようとしたところで、リヴァイの頭と手を抑えた。
「どうした・・・イキたくねぇのか?」
「いいえ・・・でも・・・」
呼吸を整えながら、ふわりと微笑む。
「果てるのは・・・貴方と一緒がいいです」
「サクラ・・・」
今夜だけは、全て貴方と一緒がいい。
夫婦になったのだから。
「リヴァイさん・・・私に貴方を感じさせてください」
「・・・!」
「そして、私の中でいっぱい気持ち良くなってください」
言い終えた瞬間、激しく唇を塞がれた。
濃厚な吐息を交換し合うように舌を絡ませ、唾液が喉を伝う。
「んんっ・・・はぁ・・・」
耐えきれなくなってリヴァイの胸板に手を当てるが、逆に寝台の上に押し倒された。
しかし、まだ足りないとばかりに唇を貪られる。
自分がどれほど求められているか、苦しいほど伝わってきた。
「サクラ、愛してる」
本当に・・・泣きたくなるほど幸せだ。
リヴァイが入ってくるのを感じた瞬間、サクラは愛しい体を強く抱きしめた。
「ひとつ・・・約束してください」
「・・・なんだ?」
「今日は、中で射精してください」
その言葉に、リヴァイの瞳が大きく開く。
初めてサクラと一つになってから今日まで、リヴァイは一度として膣内に精子を吐き出したことはなかった。
「最後まで私の中にいて・・・」
同期に強姦され、妊娠を避けるために水銀を含む劇薬を飲んだ姿が、今も目に焼き付いている。
二度とサクラを危険な目に合わせたくない。
その一心で、たとえ快感が半減しても、必ず外で果てるようにしていた。