【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第16章 Light A Fire In The Heart ※
「ん・・・」
濃厚なキスをしながら、サクラの敏感な箇所に触れる。
「お前が感じて出したものを・・・他人に処理されるのが気に入らねぇ」
「リヴァイ兵長・・・」
「お前の裸を見られているようで、我慢ならねぇ」
それを想像したのか、サクラの乳房を揉む手に力が入った。
「痛っ・・・兵長」
「お、悪い」
本当に無意識だったのだろう。
リヴァイは少しすまなそうにしながら、サクラの唇を指でなぞった。
「・・・・・・・・・・・」
情事の後の甘い余韻。
お互いに浸りながら、身を寄せ合う。
「リヴァイ兵長」
「なんだ」
「私、時々・・・兵長の愛情に怖くなることがあります」
その言葉に、リヴァイの表情がピクリと動いた。
「怖い・・・? 俺がか」
サクラへの執着心が、とうとう恐怖を与えるようになったのか。
軽い絶望を覚えながら見つめると、意外にも悲しそうな顔をしていたのはサクラだった。
「リヴァイ兵長が愛情を示してくださるほど、兵長と別れなければいけない時がきたらどうしようと、怖くなる・・・」
「サクラ・・・」
心臓を捧げた兵士に許される言葉ではないかもしれない。
それでも・・・
「貴方を一人にしたくないし・・・貴方を失って一人になりたくないです・・・」
本当に怯えているのだろう。
小さく震えるその体を抱き締める。
たまらないほどの愛おしさが込み上げていた。