【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第16章 Light A Fire In The Heart ※
「いいか、サクラ」
覆いかぶさり、優しく頬を撫でる。
「これから俺がお前にすることはすべて、ロゼには一切してねぇことだ」
その言葉を噛み砕くのに時間がかかったのか、首を傾げてリヴァイを見上げた。
そんなふとした表情ですら愛しくてたまらない。
「そして約束しよう。これからお前にすることはすべて、他の女にはいっさいしない」
「リヴァイ兵長・・・?」
「お前が俺のそばにいてくれる限り・・・絶対にな」
まず、ひとつめ。
前髪を撫で上げて、額にキス。
そのまま瞼、頬にも啄ばむように落としていき、最後に唇を重ねた。
「・・・俺が口付けるのは、お前だけだ」
そして、ふたつめ。
指で首筋をなぞり、豊満とは言えないまでも柔らかく膨らんだ乳房を撫でる。
優しく、優しく、円を描くように。
「・・・胸を揉むのも、お前だけだ」
そして、みっつめ。
胸の突起から、今度は腹の溝を伝って恥丘まで指を這わせる。
そして温かく、とろけるような秘部に差し込んだ。
「・・・愛撫をするのも、お前だけだ」
ゆっくりと掻き回すと、サクラは切なげな声をあげてリヴァイの首に腕を回した。
「ア・・・ン・・・リヴァイ兵長・・・」
そして、よっつめ。
リヴァイは空いた左腕をサクラの背中に差し込んで、体を少しだけ抱き起こした。
そしてギュッと抱き締める。
「・・・抱き締めるのも、お前だけだ」
サクラ。
お前がこうして俺のそばにいてくれるなら、これらのすべてはお前だけに与えよう。
俺が触れたいと、口付けたいと、感じさせたいと思うのは、お前だけだ。
確かにロゼとは体の関係を持った。
だが、誓っていい。
これらのどれも、あの女にしてはいない。