【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第16章 Light A Fire In The Heart ※
「サクラ・・・もうじゅうぶんだろ」
もう一度、と言われたら今度こそ本当にどうしようかと思ったが、もう満足はしたようだ。
何はともあれ実力行使をせずにすんで良かった・・・
すると、サクラはニッコリと笑って、リヴァイの胸に顔を埋めてくる。
「もう満足しました。我が儘を言ってすみません」
「・・・いや・・・」
まったく・・・意図的なのか無意識なのかは知らないが、その笑顔は卑怯だろ。
何も言えなくなるじゃねぇか。
リヴァイは軽く呼吸を整えてから、右手をついて体を起こした。
そして、サクラの唇にキスをする。
「まだロゼに負けたくねぇと思ってるなら、ハッキリ言っとくが・・・お前の方がずっと気持ち良かった」
「・・・本当ですか?」
「ああ・・・というか、そもそもこの世界でお前よりも俺に快感を与えられる人間などいやしない」
お前はそうやって微笑むだけで、俺の性感帯だけでなく、五感の全てを刺激する。
「そう・・・ですか・・・」
照れているのか、恥ずかしそうに俯くサクラが堪らないほど愛おしく、その体を優しく押し倒した。
「今度はお前の番だ」
スカートの裾から手を差し込んで、今度こそ秘部をまさぐる。
すると、そこは少し触れるだけで指先に絡みつくほど濡れていた。
「こんなにしてんじゃねぇか」
「・・・すいません」
べっとりとついた愛液を舐めとりながら、サクラのシャツのボタンを外し、下着も脱がせる。
自分と同じように一糸纏わぬ姿にさせると、体の中心から欲望がこみ上げてきた。