【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第14章 Blow-job and Heart-job ※
ああ、やってしまった。
サクラの口の中で射精をしてしまうなんて・・・
「オイ、吐け! 気持ち悪いだろ」
ここに出せ、と口元に手を差し出したが、サクラは涙目になりながらも首を横に振った。
そして、ゴクリと喉を鳴らせる。
「あ・・・」
粘度の強い精液は、そう簡単に喉の奥へ吸い込まれてはくれない。
強烈な吐き気を感じ、激しく咳き込みながらもリヴァイの吐き出した熱をすべて飲み込んだ。
「ゲホッ・・・ゲホッ・・・はあ! はあ!」
「お前・・・どうして・・・・・・無茶しやがって・・・窒息したらどうする」
「だって・・・」
サクラは酸欠で顔を真っ赤にしながら、脱力してリヴァイの太ももに体を預けた。
そして、まだ余韻に震えているペニスを見つめながら微笑む。
「リヴァイ兵長、セックスしてても私の中では絶対に射精してくれないじゃないですか」
「まあ・・・そりゃあ・・・」
妊娠でもさせて堕胎ということになったら、今度こそ命に関わるかもしれない。
どんなに快感に耽っていても、それだけはいつも頭にあった。
「一度くらい私の“中”で出してもらいたかった・・・そして、全部受け止めてあげたかった」
そして、それが叶った。
心底嬉しそうにリヴァイを見上げると、よっぽど苦しかったのか一粒の涙が自然と零れた。
「サクラ・・・」
ああ、本当に愛おしくて仕方が無い。
その顔を見ているだけで、また絶頂に達してしまいそうだ。