【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第14章 Blow-job and Heart-job ※
右手で先端を掴むようにグルリと回して刺激しながら、左手は玉袋を揉む。
「ふー、ふー・・・」
たまらなくなってサクラの髪に顔を埋め、香りを堪能するために息を吸い込んだ。
ダメだ・・・
この2か月半、リヴァイの中で暴走しかけている感情。
それは・・・
“執着”
このままだとサクラを怯えさせてしまうかもしれない。
「く・・・ッ・・・」
グチュ・・・グチュ・・・
最初は乾いた摩擦音だったのが、すっかりと水音に変わっていた。
もっとサクラの匂いを嗅ぎたい。
さらに息を大きく吸い込み、先端をヌラヌラと濡らしていく。
サクラ・・・てめぇ、どうしてくれる。
お前があの遠征で、一瞬でも俺の手を離れたから・・・
俺の目の届かない場所で、死のうとしやがったから・・・
お前に対する執着心が強くなってしまった。
「はっ・・・はっ・・・」
だんだんと絶頂に近づき、リヴァイの体がブルルッと大きく震えた。
そして、シーツの上に勢い良く精液を吐き出す。
それも、一度だけではなかった。
絞り出すように扱き続け、三度、四度と射精していく。
フワリと“男”の匂いが部屋に立ち込めた。
「んっ・・・」
全て出し切った直後、猛烈な脱力感が襲う。
「・・・・・・・・・」
リヴァイはサクラのシャツをそっと元に戻すと、ペニスを出したままコテンと倒れこんだ。
「サクラ・・・」
こんなんじゃ満足できねぇ。
やっぱ、お前の中じゃねぇと。
だから・・・
早く全快しろ。
そしたら、泣こうが喚こうが抱き倒してやる。
リヴァイは最後にサクラの首筋の匂いを嗅ぎ、そっとキスをした。