【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第14章 Blow-job and Heart-job ※
「まったく・・・お前は少し目を話すと無理するから油断ならねぇ」
「兵長・・・私はもうほとんどケガが治ってます。そこまで心配なさらなくても・・・」
すると、リヴァイは隣を歩くサクラに目を向け、胸元の辺りをじっと見つめる。
「俺がお前の心配をするかしないかは、お前が決めることではない」
「・・・・・・・・・・・・」
なんか・・・本当に機嫌が悪いようだ。
居心地が・・・悪いな。
「あの・・・伺う前にお風呂に入ってきてもいいですか?」
「あ?」
とにかく、少し時間を置けばリヴァイの怒りも収まるだろう。
そう思ったのだが・・・
リヴァイは首を傾げ、眉根を寄せる。
「一日くらい風呂に入らんでも、いいだろう」
「でも、今日は汗もかきましたし・・・」
「てめぇ、汗をかくような事をしたのか・・・?」
ひっ・・・
ダメだ、何を言っても機嫌を損なわせるだけだ。
「ち、違います! その・・・匂ったら嫌だなと思っただけなので」
「安心しろ、俺は気にしない」
「・・・・・・・・・・・・」
リヴァイは私室のドアを開けると、サクラを先に中へ入れた。
そして、後ろ手で鍵を閉めると、どうしていいか分からないといった様子で佇んでいる背中を抱きしめる。
「・・・リヴァイ兵長・・・?」
「サクラ、こっち向け」
明かりもつけないままだったが、リヴァイの方を向くと唇を塞がれた。
相当堪えていたのか、すぐに舌を割り入れられる。
「んっ・・・」
呼吸が続かなくなって顔を離すと、リヴァイは少し困惑した表情を浮かべていた。