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【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati

第13章 Forget Me Not ※




あれは、リヴァイがセックスを覚えてすぐの頃。

それで味わう絶頂は、死ぬ感覚とよく似ていると聞いた。
脳も心臓も、その一瞬は働きを止めるらしい。


“ こんな風に人を抱くようになったのはいつからだ・・・? ”


殺すつもりで娼婦を抱いていた自分を見て、ハンジは涙を流した。
自分のために誰かが泣くのを見たのは、あの時が初めてだった。

心の中には闇が広がっており、プライベートを侵害されてもどうでもいいと思っていた。
だけどその涙を見た瞬間、すべての闇は消えた。

まるで、リヴァイの血液を見たサクラのように・・・


“ こんなやり方が気持ちいいの? ”

快感や愛情を求めているわけではない。
これは、そんなものとは違う次元の、自傷と呼んでもいい行為。



「アァッ・・・」

獣のような腰が、肋骨にヒビが入っているサクラの身体を突き上げる。
呼吸すらままならない痛みを感じているはずなのに、涎を垂らしながらリヴァイを熱っぽく睨んだ。

「もっと・・・もっと・・・!」

サクラの指が、リヴァイの喉を締めた。

「ぐっ・・・」

気道が狭まれた苦しみに、初めてリヴァイが喘ぐ。
その表情を見て高揚し、サクラは自身の中に巣食う狂気の存在を確認した。

しかし、子宮を突かれるほど、唇を貪られるほど、それは少しずつ消えていく。


リヴァイ兵長。

この世界はとても残酷ですね。

希望に溢れ、未来を見据えていた兵士が、一瞬にしてその命を奪われる。
遺された者は、その悲しみから身も心も守るため、狂気の渦に飲み込まれなければならない。



「アァ・・・もう・・・イクッ・・・」


脳が思考を止める。
心臓が鼓動を止める。

身体が弓なりになり、結合部から大量の愛液が吹き出た。


それを確認したリヴァイは、苦しげに瞳を揺らす。
一瞬の間を置いて、熱いヒダの中から自身を引き抜くと、地面に真っ白な精液を撒き散らした。
そこにはリヴァイのものか、サクラのものか・・・

真っ赤な鮮血も混じっていた。




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