【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第13章 Forget Me Not ※
サクラはリヴァイの胸から顔を上げると、じっと見つめてきた。
次の瞬間、噛み付くようにリヴァイの唇を奪う。
「ふ・・・」
舌の根まで絡ませ合いながら、心の中でサクラへ言葉を投げかけた。
サクラ、これは俺がこれまで生きてきて学んだことだが・・・
自分のせいで死んでいった者へは、死んでも生きていても償うことができない。
どちらにしろ、所詮は自己満足でしかないんだ。
「サクラ、もっと来い」
捕食するかのように互いに喰いつき、口内を掻き回す。
「・・・ッ!」
サクラがリヴァイの舌を強く噛んだ。
痛みに顔をしかめたが、“それでいい”とばかりに腰を抱き寄せる。
熱。
蒸気。
血の匂い。
すべてが興奮させる。
愛撫などはいらなかった。
「はあっ・・・はあっ・・・」
サクラがリヴァイの首筋に歯を立てれば、
リヴァイはサクラの耳たぶに歯を立てる。
「兵長っ・・・!」
サクラが自らズボンを脱ぎ捨てれば、
リヴァイもボタンを外し、性器を露出させる。
サクラの背中を木に押し付け、傷ついた右足を持ち上げた。
グチュ・・・
月明かりなど無くても、どれだけそこが濡れているか分かる。
まるで涙を流しているようだ。
忘れてしまえ。
お前を愛し、死んでいった男のことなど。
その男に対する罪悪感のことなど。
蜜を滴らせる秘部同士を結合させる。
「ああ!!」
悲鳴のような嬌声が、森に響いた。
ペニスを深く咥え込みながら、サクラの目には涙が浮かんでいた。
リヴァイはそれを舐めとると、シャツの合間から覗いていた乳首に爪を立てる。
痛みと快感が両方襲い、感覚が麻痺していった。