【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第13章 Forget Me Not ※
「・・・!!」
リヴァイは突然、何かを感じ取ったかのように後ろを振り返った。
「どうした、リヴァイ?」
「・・・・・・・・・・・・」
なんだ・・・?
嫌な予感がする。
「後ろが気になるのか? そういや、さっき伝達が来たな」
後列に巨人が侵入。
第二分隊一班が捕獲・討伐する。
「・・・サクラ・・・」
あいつに何かあったのか・・・?
「リヴァイ」
エルヴィンの声で我に返った。
「お前、後列の様子を見てこい」
「・・・いいのか? お前の護衛はどうする」
「優先順位を考えろ。今は状況を確認する方が先だ」
冷静ながらも厳しいエルヴィンの瞳が、リヴァイを捉える。
「・・・了解だ、エルヴィン」
リヴァイは馬を引くと、団長と別れ、元来た道を戻った。