第12章 Ignite Me

するとリヴァイはサクラの手を引いて洗面所に連れて行くと、備え付けられている姿見の鏡の前に立たせた。
そして自分は背後に立ち、後ろから肩を抱く。


「よく見てみろ。透けてるだろうが」
「・・・ほ、本当ですね・・・」


思った以上に形がクッキリと浮き出ている。
これは・・・恥ずかしい。

そうか・・・
だからさっきゲルガーに敬礼した時、胸元を見られないように二人の間に立ちはだかったのか。


「お前ももう“女”なんだから、少しは気をつけろ」

リヴァイは乳房を持ち上げるように揉み上げた。
すると、硬くなった突起がシャツ越しでもハッキリと分かる。

「すみません・・・」

「ちょっと触っただけでこうだ。シャツで擦れているうちに、知らないうちに硬くなってることもある」

人差し指で円を描くように両方を責められ、体重を支えきれずに思わずリヴァイに寄り掛かる。
それでも執拗に弄られた。

「んっ・・・リヴァイ兵長・・・」

「鏡を見ろ、サクラ」

「・・・アッ・・・やめっ・・・」

キュッと引っ張られ、立っていられない。
涙目になりながら鏡を見上げると、恥辱に耐える自分と、扇情的な表情をしている兵士長の姿があった。


「俺は今、すごく興奮してる」


腰に感じるリヴァイの股間が硬い。

「でもそれは俺だけじゃねぇ」
「・・・・・・・・・・・・」


「女の無防備な姿を見れば、男は欲情する。こんな乳首を浮きだたせた姿を晒していたら、おっ勃てられても仕方ねぇんだぞ」


「んっ・・・」

唇を塞がれ、シャツの下から手を差し込まれて直に揉まれる。


「だがな・・・俺はたとえそれが妄想であっても、お前が他の男にどうこうされるのが我慢ならねぇ」

「リヴァイ兵・・・長・・・」

「たとえシャツ越しであっても、お前がこんなに感じる場所を他の男に見られるのは耐えられねぇ」


ああ、刺激が強すぎて痛いほどだ。
それは表面の性感帯ではなく、兵士長の強い気持ちが心の奥を痛いほどに響かせる。