【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第11章 Hiss And Kiss ※
「そうだったんですか・・・」
「射精する時なんて、そりゃあミジメなもんだったぜ」
「・・・・・・・・・・・」
サクラは少し考えていたようだが、ふと顔を上げると無邪気な笑顔を見せる。
「今度、兵長が一人でしているところを見てみたいです」
「あ? 壁外調査の時に見せただろうが」
「あれは、精液を出すためにちょっと擦っただけじゃないですか。最初から見たいです」
「いったい、どういう好奇心だ。そもそも見せモンじゃねぇし、見たって引くだけだぞ」
「え~・・・」
思いっきり残念そうな表情のサクラに、ため息が出る。
まったく・・・コイツは本当にわかってねぇな。
「あのな・・・お前が目の前にいるのに、何が悲しくて自分でシゴかなきゃなんねぇんだ。お前の手でしてくれるならともかく、拷問以外の何物でもねぇぞ」
「・・・そういうものですか?」
「そういうもんだ」
まあ、サクラの自慰なら是非とも見てみたいが。
頬を赤く染め、物欲しそうな顔をしながら秘部をまさぐっている姿を想像すると、かなり興奮する。
あぶねぇ。
また勃起しかけるところだった。
「・・・お前は本当に男を分かってねぇな」
そういうところがたまらないんだが、同時にやっかいだ。
肘をついて体を起こし、頬にキスをするとサクラは柔らかく微笑んだ。
「じゃあ兵長・・・これからいっぱい教えてくださいね」
心も、体も気持ち良くなることを。
「ああ、そのつもりだ」
俺が全てを教えてやる。
だから、絶対に他の男のモンになるんじゃねぇぞ。
「だが、覚悟しとけよ。俺は物を教えることに向いてない」
「知ってます。でも、私も根性はある方ですから安心してください」
だって、調査兵であり、ハンジ班所属ですから。
そう言って微笑むサクラに、リヴァイは目を細めた。