【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第11章 Hiss And Kiss ※
「んん・・・」
待ち受けていたリヴァイの舌に絡め取られ、体の力が抜けた。
やばい・・・止められない。
下から見上げられるだけでゾクゾクする。
「リヴァイ兵長・・・」
たまらなくなって、名前を呼んだ。
すると体を支えられて、体勢を入れ替えられる。
今度は見下ろしてくるリヴァイの瞳が熱を帯びていた。
「・・・もういいのか?」
「え?」
「その気がないなら無理やりはできねぇと思って・・・お前の方からキスしてくるのをずっと待ってた」
リヴァイは切なそうに顔を歪めた。
「だが、もうこれ以上は我慢できねぇぞ・・・しかも、優しくしてやれる自信もねぇ」
そうだったのか・・・
いつも自分は受け身でいたから、リヴァイは気を使っていたのか。
本当はしたかったんですね。
安心した途端、サクラの目から涙が溢れてきた。
「良かった・・・繋がりたいと思っていたのは私だけかと・・・不安でした」
するとリヴァイは指先で涙を拭いながら、苦しそうに呟いた。
「オイ・・・このタイミングで泣くのはよせ・・・どうしていいかわからなくなる」
サクラは体を起こすと、リヴァイに深く口付けた。
「私を抱いてください、兵長。我慢も、優しくもしなくていいです」
じゅうぶん待っていてくれたのだから。
好きなようにしてくれていい。
「遠慮はしねぇぞ、いいのか?」
「私に関しての遠慮は一切しないはずでしょう?」
リヴァイの股間に触れると、そこはすでに固くなっていた。
「兵長、大好きです」
私だってもう待てません。
早く抱いてください。
リヴァイは頷き、サクラを優しく寝かせる。
そして熱いキスをいくつも落とした。