【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第11章 Hiss And Kiss ※
「男の人って、同じベッドに寝ているだけで満足できるものなのかな」
「普通はムラムラきちゃうはずだけどね。それかサクラに魅力が無さすぎるか」
「やっぱそうなのかなぁ」
確かに友人の方が胸は大きいし、お尻も丸いし・・・
自分みたいに筋肉つきすぎていないし・・・
「私じゃ駄目なのかな」
「でも、サクラに問題があるわけでないかもしれないよ」
友人は大きな乳房を揺らしながら浴槽に入ってきた。
「疲れていたりすると勃たないこともあるみたいだし」
「確かに、忙しい人ではあるけど・・・」
「もしくは、売春宿の常連か」
「・・・!!」
リヴァイ兵長が、娼婦と・・・?
それは想像がつかない。
でも・・・そうだとしたら、向こうの女性はその道のプロだから勝ち目はないなぁ・・・
「まあ、セックスだけが好きな人と繋がる手段ではないよ、サクラ」
「・・・・・・・・・・・・・・」
「きっとそのうち求めてくるって」
「だといいけど・・・」
でも、好きな人のためにドキドキしながら体を洗ってみたい。
イチャイチャしてみたい。
といっても・・・リヴァイはイチャイチャするようなタイプではないが・・・
初めて肌を重ねた時は、野外だった上・・・
とにかく、必死だった。
あの時、興奮してくれたのは・・・
巨人を殺したばかりだったから、神経が昂ぶっていただけなのかも。
サクラは深いため息を吐いた。