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【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati

第10章 Come To Me, My Love




「サクラ・・・」


朝日が眩しいのか、目を細める。


「まだ早いので、ベッドでお休みください。それと・・・」


サクラはリヴァイの頬にキスをした。


「おかえりなさい、リヴァイ兵長」

「・・・・・・・・・」


すると、リヴァイが腕を伸ばしてサクラの頭を抱き寄せる。
そして唇を重ねた。


「こういうのも・・・悪くねぇ」


朝、好きな女からのキスで目を覚ますのは。

だけど・・・


「背中が痛ぇな」
「テーブルなんかで寝ているからですよ」
「でも、お前だって寝ていたじゃねぇか」
するとサクラは舌を出しながら背中をさする仕草を見せた。
「私もピキピキですよ」
「じゃあ・・・」
リヴァイはシャツを脱いで上半身を露わにする。


「お前もラクな格好になれ。ベッドで寝直すぞ」

「・・・・・・・・・・・・」

しかし固まっているサクラに、リヴァイは怪訝そうな顔をした。


「安心しろ、朝勃ちしているわけじゃねぇ」
「あさだち?」
「・・・・・・・・いや、なんでもない」

ったく、純粋すぎる。
寝起きの働かない頭でも、すこし厄介だなと思った。

抱かせてもらえるものなら、是非とも抱きたいところだ。
でも、たぶんこいつはそのつもりはないだろう。

しかし、サクラの厄介さは予想以上だった。

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