• テキストサイズ

【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati

第3章 Seize the Light


「でも、疑問に思うのも無理はないね。他の新兵だったらここまで明かさなかったかもしれない」
「・・・・・・・・・・・・」
「私はサクラに勝手な期待をかけている。必ず、この作戦を成功させてくれるんじゃないかって」
「でも私は成績上位10名に入れなかったし、優秀な兵士では・・・」
「あ~、訓練兵団の成績?あんな、クッソつまんないもん、私はぜんぜん気にしないよ!」
あはは、と豪快に笑って、サクラの肩に右手を置いた。

「順位なんて、憲兵に入りたい腰抜けが気にするものでしょ。どうせサクラはなんでもバカ正直に取り組んで、要領の良いヤツらから遅れをとっていたんじゃない?」

「いや・・・フツウにやって遅れを取っていたといいますか・・・」

「そもそも、兵士になるには立体機動装置の扱いと、基本的な武術ができればいいんだよ。リヴァイなんて独学で兵士やってるようなもんだしね」

「ど、独学?!」

それでケタ外れな強さ・・・
やっぱり、リヴァイ兵長は怪物だ・・・

「おかしいなぁ。サクラは自分に自信が無いようだけど、私はサクラに可能性を感じるよ?」
「分隊長・・・」

メガネの奥の瞳が、鋭く光る。


「ねぇ、なぜ巨人を捕獲しなければいけないと思う?」

「・・・生態調査のため、ですか?」

「なぜ、生態調査をすると思う?一体の巨人を捕獲するために犠牲となる命があるだろう。それでも、なぜ生態調査をしなければならないと思う?」

ハンジは、自ら考案設計した捕獲網に目を向けた。


「それはね、知識は希望だから」


知識が・・・希望・・・?
/ 781ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp