【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第8章 Beneath A Gentle Shower ※
巨人を倒す時でさえ涼しい顔をしていたリヴァイの息が上がっている。
肩を上下させながら、熱っぽい目をサクラに向けた。
「キ・・・キツイな・・・もう少し力を抜けるか・・・?」
そう言われても、サクラも自分の体をコントロールする余裕がない。
今は受け入れることだけで精一杯なのだ。
リヴァイは息を整え、ゆっくりと腰を動かし始めた。
サクラの奥で熱い肉棒がところどころに触れるたび、何かが込み上げるような感じがした。
しかし、感覚が麻痺していてこれが快感なのか分からない。
それでも確かのは、リヴァイは間違いなく感じているということ。
その証拠に呼吸は荒くなり、体重を支えている手の血管が浮き出ている。
もっと深く求めてください。
私はいくらでも応えます。
「はっ・・・はっ・・・」
だんだんと腰の動きが速まっていく。
ああ、この感じはアルバートの時もそうだった。
絶頂が訪れようとしている。
サクラは嬉しくなって、身体の痛みも忘れてその時を待った。
「・・・うッ・・・・・・」
しかしリヴァイは急にサクラから自分自身を引き抜くと、横を向いて肉竿を激しく擦り始める。
クチュクチュと水音がしたかと思うと、すぐに白い液体が草の上に吐き出された。
「ハァ・・・ハァ・・・ッ・・・」
ビクンビクンと脈打っている陰茎を宥めるように抑えるリヴァイ。
サクラは訳が分からず、体を起こしてその背中に触れた。
「リヴァイ兵長・・・?」
するとリヴァイはすこし気まずそうにサクラから目を逸らす。
「お前の中で出すわけにはいかねぇだろ・・・」
「え・・・?」
「もう二度と水銀なんか飲ませねぇよ」
「・・・・・・・・・」
頬を撫でられ、唇を重ねる。
兵士長が自分を想ってくれる気持ちが痛いほど伝わってきた。