【リヴァイ】Calmi Cuori Appassionati
第8章 Beneath A Gentle Shower ※
それでも、下着も一緒に脱がされてしまうと恥ずかしくて、覆い隠そうとした手をやんわりと止められる。
「あ、あまり見ないでください」
その言葉の真逆をいくようにリヴァイはサクラの膝を割り、その奥にある秘部を見つめた。
そして、眉をしかめる。
「・・・ちくしょう・・・」
膣口の下部から伸びる、縫合の痕。
愛情の無い挿入で裂けてしまった傷だ。
そっと指で撫でる。
どれほどの苦しみと痛みを味わい、無念だったのだろうか。
やはり・・・あの男を殺しておくべきだった。
「リヴァイ兵長」
リヴァイの気持ちに気がついたのか、サクラが名前を呼んだ。
「・・・ごめんなさい」
それは何に対しての謝罪か。
傷ついたのはお前だ。
むしろ謝らなくてはならないのは、守ってやれなかった自分の方。
「性行為を強いられた、あの時・・・」
初めて、サクラの口から強姦された時のことが語られる。
「本当に痛くて、恐怖しか感じられなかった。でもそんな時・・・気持ちが落ち着いた瞬間があったんです」
それは・・・と言いかけ、サクラは傷痕に触れているリヴァイの手に、自分の手を重ねた。
「兵長・・・貴方の姿が目に浮かんだ時でした」
あの場にはいなかったけれど、貴方には救ってもらった。
「私が心も体も“許したい”と思える人は・・・リヴァイ兵長、貴方だけです」
だからどうか自分を責めないでください。
どうか、貴方をそんな気持ちにさせてしまった私を許してください。
その言葉に、リヴァイの瞳の色が変わった。
ランプと月明かりに照らされたサクラの顔を撫で、啄ばむようなキスを落とす。
そして、頬、顎、首筋、鎖骨・・・と下の方へと唇を這わせた。
「・・・ッ・・・・・・」
傷痕に柔らかい感触を感じて、体が震える。
優しくいたわるように、そして感謝の気持ちを込めて。
舌の先で蕾を開き、下から上へと動かした。