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【イケメン戦国】月の兎は冬に焦がれる

第4章 刹那主義





そうして目覚めた時には既に、私は自分の褥にいた。
まだ真っ暗な時間帯…宴がお開きになってから、そう時間は経ってないように思われる。
全て夢だったのかもと思う、けれど。
私を見守るように、枕元で丸まって寝ている竹ちゃん。


「…謙信様のお言い付け?偉いね」



背をすっと、毛並みに沿って撫でてやると。
竹ちゃんは気持ち良さそうに、一段と深い寝息を立てた――


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