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【イケメン戦国】月の兎は冬に焦がれる

第18章 月の兎は冬に焦がれる







「…もー…!

謙信様ってば私の事、大好きなんだからっ!」






嬉しくて仕方なくて、無理やりに身を捩り口付ける。
突然の事で驚いた様子の謙信様に、続きをしてください、と囁きかける…



兎なんて可愛いものに例えてもらえるのは有難いけれど。
生まれも違えば感性も違う、話し合った所でおよそ理解し合えない、兎って言っても月から来た兎みたい…






──それでも、貴方に焦がれる気持ちだけは、誰にも負けない。





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