第15章 行動主義
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「ふぁー、満腹ー!!」
「ああ、本当にな」
加賀でとる朝餉は、魚市が近いからか海鮮中心でとても美味しかった。
光秀さんはまた、色々そのままご飯に乗っけていたけれど…
「よく寝てよく食べて、すごく快調っ」
「緊張して寝れない、という事はお前にはないのか?」
「やだな、勿論ありますよー!
でも、今は慣れない旅で疲れてるのかな…一瞬で寝ちゃいました」
「賢明だな。
まだ旅路は続くのだから」
「そっか…
ここから京まで、なかなかの距離ですよね?」
光秀さんが乗っていたお馬さんは、船出の時に港で売ってしまった。
まさかの、此処から徒歩…!?
あわあわと想像に打ち震えている、私の胸中を勝手に読み取ったらしい。
光秀さんがくつくつと喉で笑う。