• テキストサイズ

【イケメン戦国】月の兎は冬に焦がれる

第15章 行動主義









──────────





「ふぁー、満腹ー!!」
「ああ、本当にな」



加賀でとる朝餉は、魚市が近いからか海鮮中心でとても美味しかった。
光秀さんはまた、色々そのままご飯に乗っけていたけれど…



「よく寝てよく食べて、すごく快調っ」
「緊張して寝れない、という事はお前にはないのか?」



「やだな、勿論ありますよー!

でも、今は慣れない旅で疲れてるのかな…一瞬で寝ちゃいました」



「賢明だな。

まだ旅路は続くのだから」



「そっか…

ここから京まで、なかなかの距離ですよね?」



光秀さんが乗っていたお馬さんは、船出の時に港で売ってしまった。
まさかの、此処から徒歩…!?
あわあわと想像に打ち震えている、私の胸中を勝手に読み取ったらしい。
光秀さんがくつくつと喉で笑う。



/ 258ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp