【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第84章 幸せな我儘 ※裏
「んぅぅっ、あっ、あ……っ!」
唇から堪えられない音が漏れる。
舌が強く吸われて、膣内の奥を激しく突く熱に全身がおかしくなって。
「イっ、ちゃ……っ、イぁっ……!」
「ふっ、……ほんと、中イきするのが当たり前になったな……っ?」
ここだろ、と零が腰を掴んで引き寄せて、乱暴に快感を与えてくる。
優しいセックスも、乱暴なセックスも、零とするならすべて快感だけにと変わってしまう。
だから、全部零のせい。
──中イきが当たり前になったのは、零のせい。
貫かれるたびに達してしまう体を、零が喜んでくれるなら。
どくんっ、と体内の熱が震えた。
零が私の首元に顔をうずめて、力強く抱きしめる。
乱れる息が、首元に当たって。
「んッ……また、締め付けた」
嬉しそうな甘い声で小さく言うのは、ずるいと思う。
「……気持ちよかった」
零が頬に手を添えて笑う。
そんな顔に何とも言えないくらいに恥ずかしくなる私は、ただ無言で零を抱きしめ返せば、くすくすと笑われてしまう。
……この瞬間がずっと続けばいいのに。
そんな馬鹿げたことを考えてしまうくらいには、幸せを覚えてしまってる。
「透さん、時間」
「……終わってすぐの発言がそれですか」
「ないのは透さんのほうじゃないですか」
ナカに挿入っている熱が、ぐりぐりっ、とナカに押し付けてくる。
「~っ、ぁッ」
「シャワー、一緒に浴びますか?」
「~~~っ浴びません!!!!」
意地悪を前面に押し付けてくる透さんの笑顔に、声を荒げれば、彼は声をあげて笑った。
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