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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第84章 幸せな我儘 ※裏


 同棲すれば、一緒にいる時間が長くなる。
 そう思っていたのに。

「……透さん、まだ帰ってこないなあ」

 冷めても良いように、煮物やスープ料理が多くなった。
 そんな小さな不満を抱きながらも、そんな小さな不満を抱けることが幸せだと感じてしまうくらいには今日も零が好きなんだけど。
 零が休むベッドの上で体を横にすれば、零の匂いに包まれているようで幸せを覚える。

 枕に残る細く色が薄い髪の毛は、零のもの。
 ……なんだろうなあ。
 こういうことが嬉しくなるなんて。


 いろいろありますが、今日も透さんと暮らせる日々はとても幸せです。


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