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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第76章 ちょうだい


「壊れたら適当に捨てるように言われてたし、もういいよ。その代わりちゃんと捨ててね」
「……ええ、壊れていたら捨てますよ」

何かが私に触れてきて…ただただ触れただけなのに襲い掛かる快感に

「んううううぅぅぅぅッッ」

叫び声なのか喘ぎ声なのか分からないまま声をあげた…
意識を手放してしまいたいのに、ナカにほしくて欲しくて欲しくてその貪欲な何かに涙が止まらない。




揺れる体。
揺れるたびに達してしまって、この触れてくる温もりの正体が嫌で嫌で堪らない。

「どういうつもりですか」
「…貴方の部屋に彼女がいたからよ」
「だから連れてきたと?」
「貴方がジンに目をつけられるような行動をしたからでしょう。私のせいにしないで。それに、連絡を入れたのだから感謝してほしいわ」

ぼやける意識と視界の中。
誰かが誰かと言いあってる。

「早く楽にさせないと、壊れるわよ。試験的な薬だから解毒剤もないものだし」
「組織がそんなもの用意するとは思っていませんよ」

もう
もう
我慢できない

バンッ、と乱暴に投げ込まれて何かが唇に押し付けられる。
体に走る衝撃と熱くて熱くて堪らない体。
横たわる体は力が入らなくて、車に乗せられて移動していく。
車の振動は微弱で、シートに陰部を擦りつけて快楽を得ようとする。
車が停まってその振動が無くなってもっともっともどかしくて。運転席から何か影が覆い被さってくる。

「○○、僕をみて」

○○ってなに

「○○」

いいからはやく

「○○」

ちょうだいよ。

「俺を見て、○○」

はやく

「頼むから」

はやく

「愛してる」

ねぇ

「○○」

うるさい

「○○」



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