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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第70章 侵入者


「…報告しなくて良いことを」
「二度とするな…」

キスが、…深くて。
零の手が、下着をなぞる。

「待っ…零…」

…抵抗、する理由なんてなかった。
私が足りなくて集中できないなんて…愛おしくて。
それでも、零が見たいのは私が零を感じてる顔だって言う。
車の中で、零の名前を呼びながら達した私に、零は満足気にキスをした。

「……せっくす、すると思ったのに」
「物足りないって顔してるな」

流石に朝から車の中ではシないだろ、と笑われて。
…私の愛液で濡れた指を、何度も舐めて…満足気な零が、恥ずかしい。

「俺、○○が感じてる顔が好きだから」
「……そんなの、…いつだって見せるのに…」
「これで集中できる」
「……それは何よりです」

不満顔、と頬を指で突かれて…零のご機嫌顔、久しぶりに見た。

「よかった…不本意な部分もあるけど、零とこうして話せて」
「ところで、あいつらの弁当今日も持ってるのか?」
「え?…あ、うん……って漁らないで、こらっ」

4つのお弁当箱のうち、2つを取り出して、

「いただきます」
「こらっ、零!」

朝ごはん食べてないからなんて言う零が、二人分のお弁当をぺろっと平らげて。

「……ありえない」
「美味かった」

零の分のお弁当箱も取られて。
鞄の中が急に軽くなる。

「○○は俺のものだから」
「…そうだけど。色々ご迷惑をおかけしたから…そのお詫びだったんだけど」
「次から俺の許可を取れと言っておけ」

…零の可愛い独占欲むき出しの顔に、キスをした。
少しだけ落ち着いた零不足の気持ち。
体を重ねられたら、それが一番なんだけど。
…こんな風に、…話す時間が取れてなかったのが、思ったより不足の原因だった。

「○○、有難う…」
「…なにが?」
「我慢してくれて」

我慢。…できなかったから、沖矢さんとあんなことになったんだけど。

「…○苗字○、切り替えられるよな」
「勿論。それが降谷さんの命令なら」

…不安を吐き出すのは、もう少しゆっくりできるとき。
そう思ってた。
またいつでも会える。
零が失敗するわけない。


そう、思ってた。



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