【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第67章 言えない不安
対策会議と言われ、風見さんと降谷さん主導に幾人か呼ばれる。
…もちろん、私が呼ばれるわけもなく。後から来る指示に従うのみ。
ノックリスト。
噂程度のそれは、本当に実在するなんて正直思ってはいなかった。
降谷さんが会議終わって出てきたところまでは確認をした。
どこか険しい顔をしているのが分かって、ピリッとした緊張感の中、仕事が進む。
「○苗字○」
「…降谷さん」
「今いいか?」
「はい、もちろん」
「休憩、話したいことがあるんだ。昼食一緒にとれないか?」
「あ、…もちろん、大丈夫です」
すぐにでも、と言えば笑って頷かれた。
…優しい零の雰囲気に少し安心する。
昼食、と言われてどこに行くのか零についていけば車に乗り込む。
「どこに行かれるんですか?」
「二人きりになれる場所」
そんなことを言われて…恥ずかしくなる。
「…それは、降谷さんとしてではないですよね」
「当たり前だ」
冗談抜きで食事はとらないと、と言われて頷いた。
「コンビニでもいいけど…」
「…○○、一人だったときコンビニ通いしてただろ」
「うっ」
図星。
でも、困らない程度に料理はしていた。
「まぁ、…少しだけだから、この辺でいいか」
人通りの少ない路地に停まって、零が腕を引いて抱き寄せる。
身を委ねて目を瞑り、零の心臓の音が…聞こえて落ち着く。
「しばらく、忙しくなりそうだったから」
「そうだね…」
「昨日無理してでも抱いておけばよかったな」
「なに言ってるんですか」
そんなこと、私のほうが望んでる。
「浮気防止…しておかないとな」
「え」
そのために呼び出した、と言われて。
服を剥ぐようにめくり、腹部から胸元のあちこちに吸い付かれて…チクと、そのたびに痛みが走る。
「…○○、今自分がどんな顔していると思う?」
「っ…零が…よろこぶ、顔…」
「正解」
待ってほしい。
そんな、痕だけなんてことされたら…タイトスカートをめくられて、そのスカートに零の顔が入って…息が当たる。
真昼間に、こんなところで何しているんだって…人通りの少ない場所を狙ったけど、人が来ないとは限らない。
ブラジャーもずれてあられもない姿の私が…人に見られかねないのだ。
内腿に、幾つもの痕が付けられて、息が乱れた。
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