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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第67章 言えない不安


「いい顔」
「…っ…もう、…やめ、て…」
「だめ」
「んぅっ…あっ、だめ…っ、もうだめ…!」
「イきそう?」

零の問いかけに涙目で何度も頷けば、優しく笑われて。

「触ってないのに」

零にしがみついてキスを強請り、零が陰核に軽く触れるから…達してしまって体が震える。

「…可愛い」
「や、…だ…ばか…」
「…まだ、つけていい?」
「だめ…っ…浮気しないから…するわけないから」
「○○は流されやすいから」

くすくす笑う楽し気な声に、やっとこの人が落ち着いたのだと分かれば胸元の服を正す。

「……今の状況のことを言ってるなら、零は自分の胸に手を当てて考え直してほしい」
「俺に流されやすい○○は好きだけど」
「……ばか」

熱が体の中にまだ残っている感覚。
…抱かれたいってずっと考えてるのに、意地悪な人。

「…ここにも、付けたい」
「まっ、…そこは、だめ」

首元から喉元を指でなぞられて…零が、獲物を狙うかのような目で首元を見るから…下半身が切なくなる。

「見られたら困る相手でも?」
「さすがに、服で隠れないところは…困る」
「どうして?」
「…それ本気で言ってる?」
「言ってない」

冗談、と言いながら零が耳の後ろあたりを強く吸うから…

「ばかっ…!」
「そこなら、髪おろしていれば見えないだろ?」
「……零、なんか…変」

いつもならそんなに強引じゃない。

「…不安があるなら、ちゃんと口にして言ってくれたらいいのに…」
「言えない不安もあるから…○○が受け入れてくれると助かる」

それは、今回の

「ノックリストの、こと」
「……大丈夫、○○が心配しなくても大丈夫」

零がキスをしてきて…強く抱きしめてくるから。
背中に手を回した。

「零、…明日から、零がここに来るときはお弁当作ってきても、いい?」

私の言葉に拍子抜けした表情を向けた後、すごく嬉しい、と零が額を当てながら笑うから…私も嬉しくなる。

「会えなくても、寂しくないか?」
「…寂しい」

よかった、と言われて、なにもよくないと返せばまた笑われて。

「タイミングあわなかったら、机の上置いてて…必ず食べるから」
「…食べ終わったら、私の机の上に置いてて」

了解、と言われて嬉しくて。
会えなくても零を喜ばせる事ができることが、嬉しかった。


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