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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第64章 初めて見る※裏


「…なに欲情してんだ」
「なんででしょう?」

ドレス姿の男に口付けて…笑う。

「あー…抱きたい」
「は?お前が?」

そんな気分にさせたのは零なのだ。
私と目を合わせて、零が息を飲んだ。

「仕事中、だろ?」
「分かってますよ」
「…変な女」

男のこんな姿なにが楽しいんだって零は言うけど…男の、には正直興味ない。
貴方が似合いすぎる上に変に色気を放ちすぎなのだと…

「自分のことには疎くなるよね」
「馬鹿にしてるのか」
「するわけないですよ、上司ですよ」
「お前は上でも下に見るだろ」
「…そうですか?」
「尊敬できない人間の下では働かないタイプ」
「尊敬できない人間の下で働く意味は?」

零に小さく笑われて。

「…部下の性欲が強いのが悩みだな」
「上司のせいなんですけど」

お化粧するのかと、訊ねれば頷かれて。
…しないと違和感だろと言われたけれど、その違和感がないから確認したのだとは言えなかった。

「…したいのか?」
「え?」

シたいけど、と言葉を飲み込んで聞き返した。

「化粧。…したそうな顔してたから」
「していいの?」
「…下手だったらやり直すけどな」

零の顔を両手で挟んで見つめ合う。
肌質が綺麗なのだ。マスクじゃなくて化粧。
ごくり、と唾を飲み込む音がして自分の音かと思ったけど…目の前からの音で小さく笑う。

「触りたくなりました?」
「…胸(それ)を目の前に近づけるな」
「仕方ないじゃないですか、化粧するには近づかないとですし…」

谷間から視線を逸らそうとする零の股間が、膨れてるのに気づいて…そっと触れる。

「…零、…ドレスのここ、…硬くなってませんか」
「っ…いい加減に、しろ…」

膝をついて、ドレスの裾をめくって股間のそれに口付けた。

「…驚きました、ちゃんと…女性モノですね」
「やめろ…っ…任務…」
「セックスはしませんよ……でも、ここ落ち着かせないと女性らしくならないでしょ?」
「…ッ…く、そ」
「…バニー服、降谷さんは好きですか?」
「さぁな」

そうですか、とコルセットを緩めて胸を取り出した。
…ドレスの中に上半身を隠して昂ぶる零の陰茎を胸に挟む。

「…ッ…待、…」
「抜いたらお化粧しましょうね、降谷さん」

零がドレスの裾をあげて…私を見る。
イヤらしく頬が赤くなる零のこんな可愛い姿…
誰にも見せたくない。



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