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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第63章 求め合う※裏


「…そんなに性欲強い方ではないと思ってたんだけどな」
「零…は、そんな零が…嫌?」
「いや…全く」

触れるだけのキスをしながら、零が胸に触れて優しく揉まれる。胸の突起は指で捏ねながら…

「○○の胸好き」
「…んっ…知ってる…」

胸を触って吸い付く姿。…童顔も相まって少しだけ、零が幼く見えるのが狡い。
可愛い。愛おしい。
…母性本能のようなものだろうか。
なのに、私を見る目は獲物を狙うオス。

「○○…スる?」
「…仕事あるから…やめてほしい、かも」
「“かも”?」
「…零が欲しくないときなんて、ないから」
「………○○」

目を合わせて…小さく息を吐かれた。

「離れたくない…な」
「そう言ってもらえると……堪らなくなる」

時間は無限ではない。
…いつもと違う時間にアラームが鳴って、それはキッチンの方で鳴っていた。

「……○○とこうしてたら時間忘れたくなるだろ。朝ご飯食べるぞ」
「いや、だから腰痛くて立てない」
「立てない、じゃなくて立ちたくない、だろ?…せっかく○○の好きなメニューにしたのにな」

一人で食べるか、と先にキッチンに行かれて…
不貞腐れてしまいたくなるけど、それすら零は見越すんだろうな。
しばらくシたくないくらいの腰の違和感。でも……まだ足りない。私の中の零への気持ちが満たされるなんてこと…ない気がしてくるくらい、もっともっとってなる。
無理矢理立ち上がって壁に手をつきながら歩けば、零は私を待っていて。

「○○、よくできました」
「…褒め方雑」

朝から私好みの朝食に頬が緩む。

「着替える前に少しマッサージしますよ、…腰」
「それは助かります」
「…ところで」

有耶無耶にされてることがあるんだが、と零が私を見る。
少し真面目トーンだったので赤井秀一の件かと思うけど…あれは自分で調べるから私から手を引けと言った。
どの件か心当たりが思いつかなくて。

「二度と俺以外に抱かれないって約束。するのか、しないのか」
「………あれ、返事してなかった」

…答えは一つしかなかったから、したつもりになってた。

「約束、します」
「…○○の意思で他の男に抱かれたら…次はないからな」



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