【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第61章 歪む独占欲※裏
「…手首、離して欲しいです」
「あぁ…ごめん」
解放される手首、離れる体。
…下半身を曝け出す体に衣類を着ける。
少しだけ気まずい雰囲気に、何か言わないとと思っても今の彼にかける言葉が思い浮かばなくて。
仕事戻るから、と言われてその場から去る零に物分かりの良い女を演じて見送る。
「…ナカ出し控えるって言ったくせに」
内心は不満だらけで。
…いつなら、零の家に行っていい?
いつなら…来てくれる?
そんなことを考える余裕ができたことに小さく笑う。
数時間前には、零のそばを離れる覚悟をしていたのに。
…生まれて初めて、運転に興奮した。
零に、そういう話もしたい。
喜んでくれるんじゃないかって。
思えば立ち上がって、仮眠室を出た。
零のデスクに向かえば一人パソコン作業を進める姿。
…傷つけたのが私なら、慰めるのも…私が良い。
「降谷さん」
「……なんだ」
「シよ」
口づけて…微笑んだ。
…ダメなのに。
零はそれに応えてくる。
いつ誰が来るかわからない興奮。
零が、キスをしながら指を挿入れてきて…気持ち、良い。
…絶対に、降谷さんがするわけがないその行為に…
「…はっ、濡れすぎだろ」
早く欲しくて。
深く欲しくて。
…でも、…私から、すぐ離れた。
「…零、ぐちゅぐちゅ…シて」
濡れる蜜口を零に見せながら…指で広げる。
「お願い」
「っ…そんな姿…他に見せられるわけないだろ」
「じゃあ……早く帰ろ?」
それとも仮眠室戻る?と訊ねれば…
零に抱き上げられて、仮眠室に戻った。
鍵を閉めて、一番奥のベッドに寝かされた。
「…あのなぁ…帰れないって言っただろ」
「…思い切りシたいなって思って」
「拒んだくせに」
「ごめんって……ごめん、零…私もそんなに、余裕ないから…早くめちゃくちゃにしてほしい…」
「っ…お前今、自分がどんな顔してるか…知らないだろ…」
蜜口に零が、舌を這わせて…
舌が陰核に触れるだけですぐに、達してしまう。
「○○…、ちょっと舐めただけなのに」
「…っ…零…ごめん、なさ…っ…」
我儘を言わせて。
「…クリ…気持ち、ぃ…っ…」
「………はぁ…わかった、…○○…」
深いため息の後…強く抱きしめられて、帰ろう、と甘く甘く囁かれて。
「…その代わり……あと一時間我慢してて」
手伝えるか?と聞かれれば頷いた。
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