【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第61章 歪む独占欲※裏
仮眠室を出た途端、降谷さんが指示を出して来る。
ほんと…切り替えの上手い人だなと思う反面、それを崩すことができる優越感。
暫くすれば、風見さんが来られて…久しぶりの対面だったけれど、零に他の男と話すなと言われれば風見さんは私をいないものとして扱った。
……風見さん相手だからって、はっきり言いすぎだと思うけど言い合いする時間も無駄な話をする時間も勿体無い。
「○○、さっきのできたか」
「はい、…これで良いです?」
零の隣に簡易椅子を用意し作業を行う。
「○○、そのデータすぐ俺に送って」
「はい」
「それが終わったら」
触ってて
と耳元で甘く低く囁かれて。
突然のスイッチの切り替えに困惑。
「冗談。……完了。○○、支度して。風見と話したらすぐ出るぞ」
「あっ、はい…!」
一時間ぴったり。
…他の方の出勤はまだなのに、風見さんだけ早く来ていて。
零がいると、わかってたから?
すごい人だなぁと尊敬する。
鞄がどこに、と思えば仮眠室を指差されて…慌てて取りに行く…が、乱れたシーツは取り替えた。
仮眠室を出れば零と風見さんが話していて、遠目から見守る。
「後は任せる…それから、昼過ぎにはこいつ連れて戻る」
…初耳だと言いたかった。
了解しました、と風見さんの声を背に手を引かれて急ぐ。
車に乗り込めばすぐに車が動く。
朝の陽射しが少し眩しい。
車内は無言で、…お互い、我慢の限界だった。
零の家に着けば、助手席から降りる前に横抱きに持ち上げられた。
部屋に入ってベッドに寝かされながら服を脱がされていく。
「零…シャワー浴びたい…」
「…後で」
背中を舐められて…背筋に舌が這う。
後ろから前に手が回って左手で胸の突起を摘まれ右手は蜜口に触れて濡れ具合を確かめるよう指を入れられた。
「…○○…慣らさなくても大丈夫そうだな」
「んぁ…っ、…零…ゴムつけちゃやだ」
胸の刺激を止め、避妊具を取り出そうとする零の手を止めた。
「……絶対妊娠させられる自信があるからだめ」
「ッ…」
「今なら…独占欲で孕ませそう」
いつのまにか避妊具をつけていた零の陰茎が、後ろから蜜口に挿入ってくる。
…向き合ってシたいのに。
「…○○、…ごめん、一回シたらお前の好きな体勢に変えるから」
見透かされてた。
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