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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第52章 私だけに見せる※裏


「っ…締め付け、すぎ」
「れ、い…ナカ…っ、ナカ突いて…!零…を、感じさせて…っ!」

誰にも見せたくない。
零が感じる顔。
キスを求めて…零がそれに応えて、振り返りながらキスをするような無理な体勢で…
零の顔だけは、誰にも見せたくない。
私を感じて…私だけに感じる零は、私だけのもの。

「○○…っ、どっちが気持ち良いんだ…?」
「っ…クリ…クリ触って…っ…もっと…!」

もっと触って。
もっと。

壊れるくらい、イかせて欲しい。

夜景も星空も…
とても綺麗で。
でも、それ以上に…零が私だけに、夢中になって腰を揺らして、絶頂を迎えるその顔は…
何よりも、綺麗だって思った。


膝から力が抜けて、陰茎が蜜口から抜けた。
零が慌てたように腰を支えて…床に足がつかないように、抱かれた。

「大丈夫か…?」
「ごめ、……無理…気持ちぃ…腰抜けた」
「…それは何より」

もう一回、と誘う私の頭は…どこかおかしい。

「…零の顔…見て、シてないから…今のもう一回…」
「…どういう意味だよ」
「はは…私の独占欲…舐めないで」

窓ガラスに背をつけた零に、膝をついて陰茎を舐めた。
…私の愛液と混ざる、零の味。
拭いてから舐めればよかった、なんて…ぼんやり思いながら…零の陰茎を頬張る。
視線だけで見上げれば、零は…すごく気持ち良さそうで。

「ん、…っ…れ、い…気持ちぃ?」
「あぁ…、気持ち良い」

優しく頭を撫でてくれる零が、愛おしい。

「れい…また、…挿入れて…?」
「あぁ…おいで」

零に抱きついて、少し抱き上げられながら…零を膣内に迎える。
凄く気持ちよくて、濡れてしまって。

でも…窓ガラスに背を向けてるから、零の表情は、全部私のもの。

「くっ、そ…っ…ほんと…名器だよ」
「っ、ぁ、んぁっ…嫌い…?やだ…っ?」
「嫌じゃない…っ…もっと、その顔見せて」

零の声が、嬉しそうで。
感じてる声は、少し上ずってるのに…

「その顔…凄く、好きだ」

零の言うその顔は…夜景を映すガラスに反射して…私の目に映った。
その顔は…零に感じ過ぎてて…
いっそ、気持ち悪かった。

「…っ、零…やだ、やだぁ…っ!」

零に嫌われたくないと思ってしがみついた。

好きだと言ってくれても、…私に映ったのは欲だけに満ちた自分の顔。
それが、怖かった。


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