【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第52章 私だけに見せる※裏
「……もう一度、抱きたい」
「一度だけ?」
「…朝まで抱いたら、明日仕事に行けないくせに」
何で明日休みじゃないんだろう。
それは今日休みだからだという当たり前のことを思いながら。
「零なら何回でも…抱かれたいよ」
「……○○、………ありがと」
それは、どういう意味の感謝なんだろう。
零は私を抱き上げて、夜景が見える窓ガラスの前に、私を立たせた。
…何も、隠すものがないその姿で。
「待っ、…これは…やだっ」
誰にどう見られてるか分からない。
夜だし、最上階ではないけれど…高いところだけど。
「○○、俺に感じて」
勃起した陰茎を…後ろから、蜜口にあてがって…
先程まで感じていた体は、すぐに濡れる。
「零…っ、ベッドが、いい…っ」
「だめ……○○が俺のものだっていうなら…誰に見られても良いだろ?」
ヒロにも、沖矢昴にも、と…零が囁いて。
「…っ…やだ…」
見られたく、ない。
私がこんなに大好きな…零が、私を感じてる姿は…私だけしか、知られたくない。
こんなに求めてくる零を。
「見られたくないか?」
「見られた、くない…っ」
私を感じる零を誰にも見て欲しくない。
夜景だけじゃない、…星空が、みんなに見られてるようで。
私のどんな姿を見られても…零のものだって言えるのに…
私を感じてる零が、…誰かに見られるのは…
「零っ…ベッドが、良い…っ」
「俺がイったらな」
焦らすように蜜口の入口を擦っていた陰茎は…グチュ、と音を立てながら…挿入された。
気持ちよくて。
「れいっ…胸も…触って…?」
「…こう?」
音が、響く。
零が腰を打つ音と、蜜口から愛液が音を立てて。
乳首を避けて、胸を揉みしだく零の両手。
「っ、零…っ…乳首も…乳首も、…触って…っ」
「ん?聞こえない」
嘘つき。
嘘つき。
腰が揺れて、零をもっと奥まで感じたい。
胸に与えられる刺激が足りなくて…窓ガラスについた片手を、零の手に重ねて…
「乳首…っ…触って…?」
「ヤらしい…けど、…乳首だけじゃなくて…ここも、だろ?」
左手が乳首を。
右手が…陰核に、触れて。
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