【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】
第40章 デート※裏
水族館の駐車場に着いて、キスをされた。
…思いっきり深いやつ。
舌が絡まって…唾液が口端から溢れて、零にしがみつく。
零は優しく笑って指を絡ませながら手を繋いで……長いキスのなか、離れたいと首を振ろうとする私に押さえ込むように唇が深く重なって…キスだけで、イかされた。
「…蕩け顔」
唇が離れて、息が乱れる私に零は満足そうに笑った。
イったばかりの体は全身が性感帯みたいになるから落ち着かせたいのに…零が時間なくなるぞなんて言ってくるし。
助手席のドアを開けて手を差し出されて…
「○○、もっとイかせたい」
「…は…?」
「…キスだけでイけるの、最高にエロいな」
……最低な感想で、また…キスをされた。
すぐにイけるよう、零が下着越しに陰核に触れて…指先が当たるだけで…軽くイってしまって。
「れ、…っ、零…」
「あと2回」
今ここでは嫌だって。
…外は明るい。
周りに人は見当たらないし気配もないけど…駐車場はいつ誰かわかるか分からないのに。
「声、出したら人来るかもな」
キスをしながら零が…下着の上から、蜜口と陰核をなぞって…
助手席のドアから見える外の世界は、まるで…遠い現実みたいで。
零がしゃがみ、下着越しに陰部を舐めてくる。
濡れ続ける下着は、…もう意味を成してない。
…3回目の絶頂に体を震わせていれば…ヒクつく下着越しのそこを眺めて零は笑って顔を上げた。
「○○、可愛い」
「…………零も、かわいい…」
悔しいけど。
イタズラ成功のような零の顔には愛おしさしか湧かない。
「愛してる」
私の言葉かと思ったら、零が笑って伝えてくれて。
…同じ瞬間に同じ気持ちだったことが嬉しくて。
「…えっち…帰ったらまたシようね」
「○○、ほんと…好きだな?」
好きに決まってる。
…零から与えられる快感も、その瞬間だけ零を独り占めしているような感覚も。
車から降りて水族館のチケット売り場で購入を終えて。
「○○、携帯貸して」
「どうぞ」
零に渡せば肩を抱かれてインカメラで写真を撮られた。
…不意打ちすぎて間抜け顔。
「…撮り直しを求める」
「さっきの可愛かったからダメ」
「零の可愛いは信用してない!」
……初めて、零と二人で撮った写真だった。
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