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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第39章 会えない時間で溜まるモノ※裏


…私の世界は、私の好きなものだけで埋め尽くしたい。
子どもの頃からそんなことを思っていた。
だから、警察官に憧れた。
まるでそれは、正義のヒーローみたいで。
好きな人を守れるのが、好きなものを守れるのが、カッコよくて。
子どもの頃に憧れた警察官は、先輩に似ていた気がする。
私の正義は犯罪にも変わると…零に昔から言われていた。
…それは、皮肉でも警戒でもなく“心配”。
零がいなかったら、確かにその危険性は否めない。
私は、私の好きな世界を大事にしたいから。
零を好きにならなかったら…
好きな世界が、悪いモノだったら。


「○○…?悪い、…無理させたか」
「……あっ」

トんでたことを、自覚した。
零と繋がってないのに、何度もイかされて。
零の…それは、主張するにも大きすぎるのに。
どうして私ばかり気持ちよくさせるんだろう。

「…無理なんて元からするつもりだったよ…?」
「…馬鹿か」
「抱き潰す、って…零が言ったんだから…」

キスが気持ちよくて。
零が蜜口に陰茎をあてがって…ゆっくり、ゆっくり、と…挿入してきて。

「…っ、れ、い…っ!」

零が無言で…それが、快楽を堪えてるためだって気づくと嬉しくて。
私で感じてくれてる零が、大好きで。

「んっ、…ッ、ン」

動いてる零も苦しいんじゃないかってくらい…ゆっくり。
…耳元で堪える声が、…吐息の全てが愛おしい。

「零…っ、…きも、ち…ぃ…っ」
「…俺も…」

子宮口の入り口を突いて…、ゆっくりと零が抜けていく。
そしてまたゆっくりと…

「…泣くなって…」
「だって…っ、…気持ち、よすぎ…っ」
「あぁ…そういう涙なら…」

もっと泣け、と突然激しく突かれて。

「零…っ、零…!」
「○○…っ、…ナカ…」

出して良い、と何度も頷いて。
…零とこの関係になってから、避妊薬を月経期間を除いて毎日飲むようになった。
それは…妊娠したくないんじゃない。
零に捨てられたくないっていう…
馬鹿な女の戯言。

「…出して…っ、ナカ…たくさん…っっ」

ねぇ零…もし、私が妊娠したら…どうする?
結婚ができない関係に、私はそれを言い訳にしてるけど。

「…っ…○○、○○っ…」

私の名前を呼んで。
私が幸せを感じて…

愛してる。

今はその気持ちだけで、満たされる。


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