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【DC】別れても好きな人【降谷(安室)※長編裏夢】

第37章 もっと…※裏


休憩なら良いか、と零が呟いて…
キスをしてくるから…

「まっ…」

油断していた私。
清水さんが驚いた表情で…
舌を絡めて、…しがみつく。

「れ、い……?」
「休憩時間だろ?」
「……馬鹿なの?」

清水さんに出て行け、と零が言えば申し訳ありません!と頭を下げて出て行く彼が…なんだか気の毒で。

「…零……もっと、キスしたい」
「勤務中な」

自分からシたくせに。
自分からシたくせに。

「零だけずるい」
「…降谷、な?」
「………降谷さん………えっちしたい」

余裕な零にムカついて、耳朶を舐めながら囁いたら。

「覚えとけ」

怒られた。

「なんでっ」
「残り必ず定時に終わらせろ」
「いやいやいや、おかしいから」
「休憩何分まで」
「…人の話聞いてよ」

あと15分くらい、と言えば…
またキスをされて。
…唇が腫れるかと思った。
残り時間全部キスをされて…

「……れい…」
「なに?」
「…絶対…っ、降谷さんのオンモードじゃない限りここに入らないって約束して…!」

馬鹿、と何度も言って追い出そうとすればうるさい、とキスをされて。

「…○苗字○が可愛いのが悪い」
「………馬鹿」

甘い甘い雰囲気なのに、休憩時間が終わるアラームが鳴れば零の雰囲気はすぐ変わって。

「ポアロ終わったら、戻って来るからそれまでに終わらせろよ」
「…はーい」
「伸ばすな、上司相手だぞ」
「…はい、失礼シマシタ」

…下着が濡れてるとか、ほんと…責任取って欲しい。
恋人から突然上司に変わって、…その唇はお互いで濡れていて。
早く仕事終わらせて、抱かれたい。
そんなことを考えてしまうのが嫌になりそうだった。


定時まで、誰も部屋には来なかった。
…あとで清水さんから聞いたら帰りに降谷さんに言われたからと教えてもらったけど。
資料がまとまったデータを見て欲しくて部屋から出たら、皆さん帰る支度をしていて。

「…帰るんですか?」
「あぁ、○苗字○さんのおかげで帰れます」

風見さんの顔を見れば頷かれて…それが嬉しくて。

「あ、良かったらこの後少し飲みませんか、歓迎会的な」
「したことないだろ」
「男相手に歓迎ムードもないだろ」

風見さんに目を向ければ帰ってくださいと訴える目で。



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